沙夜詩集
みえない翼
寂しそうに転がるボール

バスケットコートに投げる指先にはあかい傷


なにももっていない僕を夕焼け空が赤く照らした


お前には無理だ


睨んだ空は今日も同じ言葉を責め立てる



わかってるよ 君はいつもここで僕を見ていたもんね


わかってるよ 赤い君の先にある光



赤く染まる公園

宙を舞う希望は光の輪へと消えて










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