許婚でたまるか!

相手の為に

土曜日の夜、11時ーーー



ドSaekiとのマンツーマン勉強、1日目の結果はというと………。





「………よし。日本史と英語は初期の猿と比べたらまあまあのデキだな。これならテストはなんとかなりそうだぞ?喜べ、猿!」


「…………あっそ…………。」


「それにしてもなかなかの集中力だったぞ、猿!やればできるじゃねぇか。」


「…………あっそ…………。」


「やっぱ空手で精神力鍛えてるだけあって、忍耐力もまあまああるんだな?俺が見直すんだから、幸子さん達も喜ぶぞ!きっと。」


「…………あっそ…………。」


「…………おい。猿!俺の話聞いてんのか?」


「…………あっそ…………。」



すると冴木が大きなため息をつき、立ち上がった。


「とにかく、今日はここまでだ。サッサと風呂入って寝ろ。明日もあるんだからな!忘れんなよ?ちなみに起床は5時だ!じゃあな。」



バタン




…………。




…………………。




………………………つ、




疲れたああぁぁぁぁ〜〜!!!!



あたしは思わず床に寝そべってしまった!
< 129 / 264 >

この作品をシェア

pagetop