許婚でたまるか!

助言

「ただいま~……。」



あれからあたしは早川さんと一時間半くらいお茶をして帰宅した。


気がつくと家に着いた時間は夜の9時前になっていた!



そりゃそっか…。



部活やって、その帰りに話し込んじゃったわけだし!



あたしがそろ~っとリビングの前を通って、階段の方へ向かおうとすると……。





ガチャッ




「ふぃー。あっちぃ!」



「ぬぉわっ!?」



脱衣所から冴木が短パン一枚で出てきやがった!!


「……ん?あ!サル子!!てめぇ何時だと思ってんだよ?!!人のこと言えねぇぞ?!ったく!」


「ちょっ!バカ冴木!!声が大きいんだよっ!!!お母さんに気付かれたらどうすんだよ?!そ、それに…………。」


と、あたしは冴木の半裸に目を凝らしてしまう。




くっ!!



ちきしょーー!



腹筋見事に割れてやがる!



罵(ののし)れない……。


あたしはさっきのこともあって、このエロ大魔王を攻撃したくて仕方なかったのだ!
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