許婚でたまるか!
その答えは非常に謎めいたもので、今のあたしにはよく分からなかった…。


そんな疑問だらけのあたしは、ふと奴を見上げてみることに。


すると……。





!!!




さ、冴木の頬が、



ほんの少しだけピンク色に染まってるぞ?!



街灯に照らされた冴木の顔は、暗がりでもわかるくらいに頬が染まっていた!!



ま、まさか、



照れてるのかッ!!?


あの俺様で腹黒で神経図太くて女なんか百戦錬磨のスケベで二十四時間エロいことしか考えてない、



あの冴木がか!!??



「…………………。」


「おい。」


「…………………。」


「おい!」


「え?!………は、はい?なんで……しょうか??」


「お前……。ひょっとして、いま凄く失礼なこと考えてただろ……?」


「え”!!!」


まずい!と思った瞬間、途端に冴木が顔をしかめた!!


「やっぱりな。人の顔をジロジロ見やがって!…………何を考えてた?教えろ。」



ゲッ!!



こいつ、エスパーかよ!?
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