許婚でたまるか!
「あっ!もしかして……、これ書いたのあたしの幼馴染みだ!!そうだ!思い出した!!」
「はあ?幼馴染み?」
そう。時を遡ること半年以上前。
あたしは中学の時は文芸部に所属していた。
なぜかというと、文芸部は中学の中では比較的ゆるい部活だったため、
その時近所の空手道場に毎日通ってたあたしにはうってつけの部活だったのだ。
お母さんにも、『文芸部っていう詩とか小説を書くおしとやかな部に入るから、まだ空手をやらせてくれ!』とよく言ったものである。
そのため、部活の会議には一応参加して、あとの放課後の時間はもちろん空手に費やしていた!
が、しかし。
『ちょっと美香!卒業制作を早く提出してよ!美香だけだよ?まだ提出してないの。何でもいいから早く書いてよ!!』
『えぇ〜!あたし空手で忙しいんだもん!………あ!じゃあさ、由紀が書いてよ!文章力凄いじゃん!!』
『……もう。そんな事言って、どうなっても知らないからね!』
『え、本当!?ラッキー!ありがとな!!』
ガーーーーン
まさか、これって……。
「由紀のやつ〜〜!!『どうなっても知らない』のどうなってもって、そういう事かよ!!?あたしの名前で、こんなエロい小説を書きやがったな!?」
あたしの中でジリジリと怒りのバロメーターが上がっていく…!
すると、スルッとその本を冴木にとられてしまう!
「はあ?幼馴染み?」
そう。時を遡ること半年以上前。
あたしは中学の時は文芸部に所属していた。
なぜかというと、文芸部は中学の中では比較的ゆるい部活だったため、
その時近所の空手道場に毎日通ってたあたしにはうってつけの部活だったのだ。
お母さんにも、『文芸部っていう詩とか小説を書くおしとやかな部に入るから、まだ空手をやらせてくれ!』とよく言ったものである。
そのため、部活の会議には一応参加して、あとの放課後の時間はもちろん空手に費やしていた!
が、しかし。
『ちょっと美香!卒業制作を早く提出してよ!美香だけだよ?まだ提出してないの。何でもいいから早く書いてよ!!』
『えぇ〜!あたし空手で忙しいんだもん!………あ!じゃあさ、由紀が書いてよ!文章力凄いじゃん!!』
『……もう。そんな事言って、どうなっても知らないからね!』
『え、本当!?ラッキー!ありがとな!!』
ガーーーーン
まさか、これって……。
「由紀のやつ〜〜!!『どうなっても知らない』のどうなってもって、そういう事かよ!!?あたしの名前で、こんなエロい小説を書きやがったな!?」
あたしの中でジリジリと怒りのバロメーターが上がっていく…!
すると、スルッとその本を冴木にとられてしまう!