許婚でたまるか!

腹黒い奴

なんでこんなハメに……。




あたしが何をしたっていうんだよ?




こんな仕打ちあり得ないでしょッッ!!!!



悶々と考えていると、あたしの大嫌いな野郎の声が聞こえてきたっ!!





「おい。サッサと荷物運べよ、猿!」
なっ!!!



「なんだって!?あたしに命令すんなよな!それに“猿”呼ばわりすんな!!」


「お前の馬鹿力なら段ボール5個くらい一気に運べんだろ?俺の部屋に。」


「ちょっと!!いつからてめぇの部屋になったんだよ!!あそこはあたしの姉ちゃんの部屋だ!それにあたしはまだアンタがここに住むなんて認めてねぇからな!」
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