許婚でたまるか!
そしてあたしはコイツの鞄を持ち、冴木野郎の後ろを5m距離をあけて歩いた。
こんな奴と通学なんてまっぴらだ!!
あたしの家から学校までは歩いてだいたい30分。
普段は稽古と称してこの道のりを一人、走って通うんだけど…。
にしてもコイツ、歩くの遅いな~……。
男のくせに。
そう恨めしい視線で奴を見ていると、急に冴木野郎が振り返った!
「な、なんだよ?!」
と、なんとなく身構えるあたし。
「…猿さ、チビのくせになんであんな力強いんだよ?なんか武術でも習得してるわけ?」
「へ…?」
嫌味を言ってくるかと思いきや、普通に質問してきたからちょっと拍子抜けしてしまう。
「俺みたいな大柄な男を投げ飛ばせるワケだし。なんかやってんのかなぁー?って。」
こんな奴と通学なんてまっぴらだ!!
あたしの家から学校までは歩いてだいたい30分。
普段は稽古と称してこの道のりを一人、走って通うんだけど…。
にしてもコイツ、歩くの遅いな~……。
男のくせに。
そう恨めしい視線で奴を見ていると、急に冴木野郎が振り返った!
「な、なんだよ?!」
と、なんとなく身構えるあたし。
「…猿さ、チビのくせになんであんな力強いんだよ?なんか武術でも習得してるわけ?」
「へ…?」
嫌味を言ってくるかと思いきや、普通に質問してきたからちょっと拍子抜けしてしまう。
「俺みたいな大柄な男を投げ飛ばせるワケだし。なんかやってんのかなぁー?って。」