許婚でたまるか!
「だって本当のことだし。」

と、あたしはなんなく言ってのけた。


「それに、女の子が嫌がった時点で終わりにしなって。先輩。」



「ッ!!!のやろ!!!」



そいつの拳があたしに向かってきた!



あ~。遅いな。


そのパンチじゃ。


内心あたしは呆れかえっていた。



「ッ美香!!」



仕方ないか。


受けて、その勢いでコイツを転ばせるか!



そう瞬時に考えたときだった。
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