12月8日のラヴソング―拝啓ジョン・レノン様―
だいたい、あたしは自分が女だろうが男だろうが、気にしてない。
並みの男より、あたしはカッコいい。
ロックとギターと潔さ。
その3点セットであたしを超える男は、今までいなかった。
たまに、女子から本気で惚れられる。
いつも丁重にお断りする。
そーいう意味では、あたしは女だから。
だからたぶん、あたしは中途半端だ。
女々しい自分は許せない。
でも、生物学的には完璧に女。
面倒くさい。
男になりたいとは思わない。
でも、女を捨てたいと思うことはある。