12月8日のラヴソング―拝啓ジョン・レノン様―
ジョン・レノンという男。
こんがらがった男だと思う。
英雄だけど、ヘタレで。
世界がジョンに理想像を押しつけるから。
ジョンはますますこんがらがっていって。
音楽への分析とか、私生活への批判とか。
まるっと流して笑ってられる人じゃなかったんだよ。
ジョンの歌を聴いてたら、そんな気がする。
追い詰められてパニクって、でもそれはそれで楽しそうで。
ジョンとヨーコのエピソード、あたしは好きだ。
“オノ・ヨーコと出会ったから、ジョンが血迷った”
って言いたがるビートルマニアも多いけど。
血迷ってたっていいじゃん。
そのぐちゃぐちゃっぷりがステキじゃん。