12月8日のラヴソング―拝啓ジョン・レノン様―
ただ生きてるだけで、あたしは歌を生みたくなる。
あたしはたくさんの刺激を受ける。
あたしの中で、刺激が積み重なる。
どんどん積み重なって、ある瞬間、限界がやってくる。
その勢いは、爆発。
歌が生まれる。
言葉はとても追いつかない。
あたしはギターを掻き鳴らす。
爆発は、そのまま音楽になる。
聴いたこともない旋律が、腹の底から噴き上がってくる。
高らかな産声の旋律。
その輪郭を、意味をなさない言葉の羅列でなぞってやりながら。
あたしは喜びに震える。