可愛い系男子の非日常な日常
そのまま無情に時間は過ぎていった
3時間経って2ページも進んでねー
虎雨も俺と同じ感じで
相変わらず京だけが余裕だった
スゲームカつく
そんなとき
ブー…ブー…ブー…ブー
京のスマホが鳴った
京「はい、ん、ああ」
京は適当にあしらうように電話を切る
京「悪い、親から呼び出し掛かったから帰る」
そう言うと足早に俺ん家から出ていった
虎雨「おい、京の奴宿題置きっぱじゃねぇか」
光「ホントだ、しょうがない電話してやるか」
プルルルル…プルルルル…
京「なに?」
光「何じゃねえよ、宿題忘れてんぞ」
京「ああ、そう言えば……今度取りに行く」
光「了解」
京「……俺が勝手にお前ん家に宿題忘れたんだからお前に中身見られてもなにも言えねぇな」
光「え…」
京「じゃあな」
ツー…ツー……
虎雨「京何て言ってやがった?」
光「今度取りに行くって……それと」
虎雨「あ?」
光「俺が勝手に宿題忘れたんだからお前に中身見られてもなにも言えねぇなって……」
虎雨「京は何だかんだ言って面倒見いいな」
光「はあー、助かった」
京の宿題の中身は全部問題が解かれていて完璧だった
京は結局最後は助けてくれるいい奴だ
俺達は無事宿題を終えた