今宵、月下の夜に
「実は…」

話したのはあの遭遇した殺し屋のこと。

みんなも驚いたみたいで言葉を失っていた。



「ごめん…杏那。なんとか目立たないように誤魔化したけど…これから迷惑かけるかも」

杏那は私のマスター。私になにかあれば必然的に矛先はいく。


「なにいってるのよ。そんなことはいいの。それより、少し厄介ね」


そう言って考え込んでしまった杏那。
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