今宵、月下の夜に
だけどそんな俺をみて咲希は言った。


『あたしと一緒にいれば大丈夫』

笑顔で言った彼女をみて、この子だけは守ろうと決めた。


昔そう思ったのと同じように。



「寂しい思いさせてるな…」


受信フォルダの画面をみながら、胸が痛んだ。

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