君のココロの向こう側
ココロ、えいえんに。
どうして誤解を解いてくれなかったのとか、その指輪はどんな人としてるのとか、聞きたいことが沢山ある。
お互いにもう会うつもりはなかったけど、どうしても……どうしても確かめたい。
隠れて見えなかった、私の心──そして、君のココロの向こう側を。
翌日の夕方、早速隆太郎が働いているヘアサロンを訪れた。
「いらっしゃいませ。お名前伺ってもよろしいでしょうか」
「今朝予約した峰です。すみません、当日に」
「あら、朝の!大丈夫ですよ、丁度キャンセルが出たところでしたので」
感じのいい店員さんに、緊張していた心が少し落ち着く。
「そう言えば……前田に切ってもらいたいとのことでしたよね?」
「は、はい」
「失礼ですが、前にもご来店されたことがおありで?」
……あ。
もしかして、隆太郎目当てに来た人って思われてるのかな……。
いや、あながち間違いじゃないんだけど。
お互いにもう会うつもりはなかったけど、どうしても……どうしても確かめたい。
隠れて見えなかった、私の心──そして、君のココロの向こう側を。
翌日の夕方、早速隆太郎が働いているヘアサロンを訪れた。
「いらっしゃいませ。お名前伺ってもよろしいでしょうか」
「今朝予約した峰です。すみません、当日に」
「あら、朝の!大丈夫ですよ、丁度キャンセルが出たところでしたので」
感じのいい店員さんに、緊張していた心が少し落ち着く。
「そう言えば……前田に切ってもらいたいとのことでしたよね?」
「は、はい」
「失礼ですが、前にもご来店されたことがおありで?」
……あ。
もしかして、隆太郎目当てに来た人って思われてるのかな……。
いや、あながち間違いじゃないんだけど。