君のココロの向こう側
駅前の居酒屋。
仕事で疲れた後ぱーっと出来る、癒しの場所。
「店長、取り敢えずビール」
「相変わらず男前だねぇ、瑞穂ちゃん!彩乃ちゃんは何にする?」
「ピーチウーロンで」
「はいよ!」
賑わう店内で、瑞穂は深い溜め息を吐いた。
「どうしたのよ、溜め息なんか吐いて」
「んー……。今日ね、一輝くんが熱出しちゃってさぁ……」
「あそこ確か共働きだよね。お迎え来れたの?」
「それなんだよね。有岡さん、両方共仕事抜けられなくて。一輝くんはぐずるし熱も上がるしで、ほんと大変だった」
机に突っ伏して唸る瑞穂。
保育士2年目、漸く仕事には慣れてきたものの、こういう非常事態はまだ慣れない。
多分それは瑞穂も同じ筈。
仕事で疲れた後ぱーっと出来る、癒しの場所。
「店長、取り敢えずビール」
「相変わらず男前だねぇ、瑞穂ちゃん!彩乃ちゃんは何にする?」
「ピーチウーロンで」
「はいよ!」
賑わう店内で、瑞穂は深い溜め息を吐いた。
「どうしたのよ、溜め息なんか吐いて」
「んー……。今日ね、一輝くんが熱出しちゃってさぁ……」
「あそこ確か共働きだよね。お迎え来れたの?」
「それなんだよね。有岡さん、両方共仕事抜けられなくて。一輝くんはぐずるし熱も上がるしで、ほんと大変だった」
机に突っ伏して唸る瑞穂。
保育士2年目、漸く仕事には慣れてきたものの、こういう非常事態はまだ慣れない。
多分それは瑞穂も同じ筈。