君のココロの向こう側
ココロ、に。
今でも偶に夢に見る。
泣いていた君と、強がった私の姿。
そして、ゆっくりと離れていった手を。
遅出だった私は、出勤してすぐ、長い髪を束ねて今日の連絡を確認した。
えっと……今日は歩美ちゃんがお休みで、智也くんのお迎えがお母さんじゃないんだよね。
私が受け持ってるのは5歳児だから1歳児の智也くんのこと詳しく知らないけど、遅い時間はみんな一緒にお迎えを待つから、ちゃんと把握しておかなきゃ。
「……よし」
一通りチェックし終わり、教室へ向かう。
「あ、峰先生!おはようございます」
「おはようございますー」
一緒にクラスを持ってる先生に挨拶をし、仕事にかかる。
どんなに疲れてたって、この子達の笑顔を見られたら幸せなんだよなぁ。
泣いていた君と、強がった私の姿。
そして、ゆっくりと離れていった手を。
遅出だった私は、出勤してすぐ、長い髪を束ねて今日の連絡を確認した。
えっと……今日は歩美ちゃんがお休みで、智也くんのお迎えがお母さんじゃないんだよね。
私が受け持ってるのは5歳児だから1歳児の智也くんのこと詳しく知らないけど、遅い時間はみんな一緒にお迎えを待つから、ちゃんと把握しておかなきゃ。
「……よし」
一通りチェックし終わり、教室へ向かう。
「あ、峰先生!おはようございます」
「おはようございますー」
一緒にクラスを持ってる先生に挨拶をし、仕事にかかる。
どんなに疲れてたって、この子達の笑顔を見られたら幸せなんだよなぁ。