君のココロの向こう側
昔からの夢を叶えられたこと、それが今の私の支え。



「みねせんせ、おりがみしよー!」

「だめだよ。みねせんせはわたしとおままごとするんだから!」

「なんだとー⁉︎」

「こらこら、喧嘩しない」



2人を宥める。

小さな頭に手を乗せると、掌に温もりが伝わってきた。



「この前はおままごとして空河くんに我慢してもらったから、今日はおりがみにします。里香ちゃんも一緒にしようよ」

「えー」

「また今度おままごともするから。ね?」



優しく微笑むと、里香ちゃんは膨れながらも頷いてくれた。





4時のお迎えで大半が帰り、6時20分。

残っているのは、今日お母さんが迎えに来れないという智也くんと、電車が遅れててお迎えが遅くなると、さっきお母さんから連絡があった萌ちゃんの2人。



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