君のココロの向こう側
ココロ、はち。
「……はぁ」
今日何度目の溜め息だろう。
一々数えちゃいないし、そんなの知ったって意味のないことも知ってるけど。
「……」
今朝、智也くんを連れてきたのは、隆太郎ではなかった。
クラスが違うから注目して見たことなかったけど、とても綺麗な人だった。
ショートカットの似合う、どこか隆太郎に似た人。
「……お似合い、だな……」
私なんかより全然、釣り合ってた。
「はぁ……」
お昼寝の時間の休憩用にと淹れたコーヒーを持って振り返った、そのとき。
「わっ!」
背後に瑞穂が立っていることに気が付いた。
全然……わかんなかった……。
「溜め息吐いたら幸せ逃げるよー」
今日何度目の溜め息だろう。
一々数えちゃいないし、そんなの知ったって意味のないことも知ってるけど。
「……」
今朝、智也くんを連れてきたのは、隆太郎ではなかった。
クラスが違うから注目して見たことなかったけど、とても綺麗な人だった。
ショートカットの似合う、どこか隆太郎に似た人。
「……お似合い、だな……」
私なんかより全然、釣り合ってた。
「はぁ……」
お昼寝の時間の休憩用にと淹れたコーヒーを持って振り返った、そのとき。
「わっ!」
背後に瑞穂が立っていることに気が付いた。
全然……わかんなかった……。
「溜め息吐いたら幸せ逃げるよー」