*・.。*4度目のクリスマス・*:.。.*
拗ねたような目が本当に可愛くて。
思わず笑ってしまいそうになる。
心配性なところは全然変わっていない。
心配しなくても、わたしなんて全然モテないから大丈夫なのに。
「仁ちゃんの方がモテるんじゃないの?この前、楓君が言ってたよ」
「はぁ?いつあいつに会ったんだよ?」
「この前、バイト先に来たからその時に」
「ふーん」
トゲのあるその言葉。
不機嫌そうな顔。
黙り込んでしまった仁ちゃんは、黙々とパスタを頬張り続けた。