*・.。*4度目のクリスマス・*:.。.*
ねぇ
どこに、いるの……?
わたしのこと、嫌いになっちゃった?
そうじゃないなら。
お願いだから、迎えに来てよ。
涙は全然止まらなくて、それどころか次々と頬を伝って落ちて行く。
胸が張り裂けそうなくらい辛くて。
悲しかった。
4度目のクリスマス。
きっと……ううん。
……絶対に。
キミは来ない。
「奈友!!」
えっ……!?
そう思った直後、名前を呼ばれた気がした。
「仁……ちゃん?」
まさか……わたしを迎えに来てくれた?