*・.。*4度目のクリスマス・*:.。.*
仁……ちゃん?
「仁ちゃん……会いたかった」
胸と腕にすっぽり覆われたわたしは、泣きじゃくりながら抱き締め返した。
仁ちゃん……。
仁ちゃん……。
「お前、今まで何やってたんだよ!?めちゃくちゃ、心配したんだぞ?」
…………
「頼むから、黙って居なくなるなよ。辛い時は、俺を頼れっていつも言ってるだろ?」
悲痛な声が耳元で聞こえる。
ごめんね……。
ごめんなさい。