晴れ渡る空に虹〜キセキの途中〜
リクに恋をして、私の胸は何度も何度も張り裂けそうになって、涙を流しながら夜を過ごした。
痛いだけの恋だと、思った。
辛いだけの恋だと、そう思っていた。
だけど、
こんなにも人を極限まで想えるなんて、私は今まで知らなかったんだよ。
教えてくれてありがとう。
こんなステキなこと、他にないよね。
男の子でも、女の子でも、なにも、関係ない。
人が人を大切に、大好きだと想うキモチは、ただひたすにひた向きで、健気で、尊い。
私は、胸を張ってこう言える。
ーーリクに恋をして、良かった。
まだ、この想いを消すには時間がかかるかもしれないけれど、
それでもいつか親友として、友だちとして、大好きになれるように。
私は、リクのそばにいたい。