晴れ渡る空に虹〜キセキの途中〜
七美ちゃんとのことがあって、私はひとりぼっちになった。
だれひとり味方がいなくて、学校なんて大キライだった。
私が世界で一番不幸な女の子なんだって、そう思っていた。
でも、違ったんだね。
みんなカタチや大きさは違えど、悩みはあって。
死にたいと願う瞬間もある。
あんなにいつも笑っていたリクがそうだったように。
それでも私はキミたちに出会えて、生きてて良かったなって、そう思うんだよ。
みゆとリクが私を見つけてくれた。
最初は関わりたくないと思ってキミたちを遠ざけようとしたけど。
それでも二人は私が隔てていた壁をいとも簡単に壊して、
ドス暗く霞んでいた私の心の空を晴れにしてくれた。
ありがとうを何度言っても足りないよ。
ありがとう。