晴れ渡る空に虹〜キセキの途中〜
……まだまだ辛い夜はある。
リクへの想いは消えないし、その度にまた私は自己嫌悪で泣きたくなる。
心はいつも晴れたり曇ったりしてる。
だけど、やっぱり私は見えない未来を手放したくはなくて。
ーー人生、なにが起こるかわからない。
だって私は自分がまさか親友に裏切られて、不登校になるだなんて思ってもみなかった。
あたり前に学校へ行って、
あわよくば生徒会に入ったり部活では部長をしたりして。
華の高校生になるんだと、信じて疑わなかった。
そして大人になって行くんだと。
ただ、その逆も、あったりして。