晴れ渡る空に虹〜キセキの途中〜
なによ……これ……。
こんなの、私書いてないのにっ!
なんでっ?
どうしよう。どうしよう。どうしよう!
どうすればいいの?
これを見たなっちゃんが怒った……?
他に見た人がいる……?
誰が見たの?どれくらいの人が?
三人の悪口が書かれた、私のブログの記事をーーーー。
急いで私は連絡帳を開いてまずなっちゃんに電話をした。
ーープルルルル……。
出て、くれない。
焦って、頭も心もグチャグチャになる。
いつの間にか涙も頬を伝っていた。
どうしよう!
どうればいいの!?
ーープルルルル……。
『もしもし?咲ちゃん?』
「もしもし……っ、七美ちゃん……?」
次に電話をかけていたのは、七美ちゃんだった。
『どうしたの?なにがあった?』
「ブログ……ブログ見て……でも信じて!私は書いてないから……っ」
『わかった。とりあえず落ち着いて?また電話するから』