晴れ渡る空に虹〜キセキの途中〜
それが不思議で不思議でたまらないの。
理解できなかった。
でも、そんなの理解しなくていいよね。
私、もう誰のことも信じられないって思ってた。
友だちなんていらないって。
でも二人は、何度も私を遊びに誘ってくれて、
一人で教室にいた私に声をかけてくれた。
私がつくっていた壁をいとも簡単に壊してくれたよね。
放って置いてほしいとも思ったけど、
本当の本当は、
すっごく、嬉しかったんだ……。
だからかな。
私はもう一度だけ、信じてみようかなって思えたんだ。