人狼~狼達のゲーム~


―帰り道―



ただいま 翔と帰っております。


「で どうしたの?」

「あの…ね?聞いてくれる…?」

「うん。柚乃のためになるかわからないけどね。」

「今日の朝、家に黒い封筒が届いたの…。んで なんかゲームマスターって言う人の館に招待されたんだ。でも、その人、私の名前も歳も知ってた…。それが…怖いの。。。」

「…柚乃?」



私は思わず泣いてしまった…。
恐怖心とずっと真剣に聞いてくれた翔の優しさに対して…。



「柚乃、大丈夫だから。大丈夫だから…ね?」

「…ぅん…ありがとぅ。。」



翔は優しく私の背中をさすってくれる。



「もっと詳しく話聞かせて?あそこの公園行こう?」

「うん…ありがとね…。」



のそのそと歩く私達。

「ベンチに座ろう」

「うん」





< 7 / 51 >

この作品をシェア

pagetop