遅咲きの恋







こんな状態じゃ、家にも帰れないから。





私は家の近くにある公園に寄ってブランコに腰を下ろした。











バッグから携帯を取り出して、着信履歴の一番上にある番号を引き出す。






コール音が流れて間もない内に繋がった。









『もしもし、柚梨?』






美玖は、私が電話すると、いつもすぐに取ってくれる。






< 44 / 46 >

この作品をシェア

pagetop