キスの意味
甘い攻撃
なんとなく気まずさを感じながら、翌日、塚本さんと顔を合わせたが、いつも通りの塚本さんで拍子抜けしてしまった。
あれは、私の気のせいだったのかなあとも思ったが、お見合いの事は、もう訊かない事にした。
そして、その週の金曜日。午後8時過ぎ。
私はパソコンに向かって、高野主任に依頼された見積書を打っている。
人の出入りがありながら、事務所に今いるのは私一人となった。
清水さんと林さんは予定があるらしく、2人揃って、7時前に退社した。
2人の浮わついた様子から、合コンかな?なんて思った。
丸岡さんは、ケイタイを持って席を外した。
見積書、ほぼ完成なのだが、添付するように指示された資料が見付からない。
それらしいフォルダを、開いては見ているのだが・・・
「丸岡さんの帰りを待つか・・・」
そう呟いた時、ドアが開かれた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です!」
部屋の中を見渡しながら、自分のデスクに鞄を置く塚本さん。
あれは、私の気のせいだったのかなあとも思ったが、お見合いの事は、もう訊かない事にした。
そして、その週の金曜日。午後8時過ぎ。
私はパソコンに向かって、高野主任に依頼された見積書を打っている。
人の出入りがありながら、事務所に今いるのは私一人となった。
清水さんと林さんは予定があるらしく、2人揃って、7時前に退社した。
2人の浮わついた様子から、合コンかな?なんて思った。
丸岡さんは、ケイタイを持って席を外した。
見積書、ほぼ完成なのだが、添付するように指示された資料が見付からない。
それらしいフォルダを、開いては見ているのだが・・・
「丸岡さんの帰りを待つか・・・」
そう呟いた時、ドアが開かれた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です!」
部屋の中を見渡しながら、自分のデスクに鞄を置く塚本さん。