キスの意味
気合いを入れてファイルを持ち直し、急ぎ足で階段を上がる。
「そんなに急いで!ほんと危なっかしいから!」
2階に上がる階段の中程まで来た時、下から塚本さんの声がした。
階段を上がっていた足を止め、振り返り、下にいる塚本さんを見下ろす。
普段は、見上げて話すばかりの塚本さん。
その塚本さんを見下ろしているというだけで、いつもより更に強気になれる。
「ちゃんと気を付けてますから!特別な事でもないかぎり、大丈夫です!」
心配をしてもらえるのは有難い。
でも、ここでまた塚本さんの優しさに、甘える訳にはいかない。
「フン!」と、鼻息荒い感じで言い放つ。
一瞬、塚本さんと見つめあった・・・ような気がする。
短く溜め息をはいたように見えた塚本さんが、その長い足で階段を3段飛ばし位で上がってくる。
なっ、何・・・!?
その勢いに、思わず固まる。
あっと言う間に、私のすぐそばまで上がってきた塚本さん。
更に塚本さんの顔が、私のすぐ目の前まで迫る。
「そんなに急いで!ほんと危なっかしいから!」
2階に上がる階段の中程まで来た時、下から塚本さんの声がした。
階段を上がっていた足を止め、振り返り、下にいる塚本さんを見下ろす。
普段は、見上げて話すばかりの塚本さん。
その塚本さんを見下ろしているというだけで、いつもより更に強気になれる。
「ちゃんと気を付けてますから!特別な事でもないかぎり、大丈夫です!」
心配をしてもらえるのは有難い。
でも、ここでまた塚本さんの優しさに、甘える訳にはいかない。
「フン!」と、鼻息荒い感じで言い放つ。
一瞬、塚本さんと見つめあった・・・ような気がする。
短く溜め息をはいたように見えた塚本さんが、その長い足で階段を3段飛ばし位で上がってくる。
なっ、何・・・!?
その勢いに、思わず固まる。
あっと言う間に、私のすぐそばまで上がってきた塚本さん。
更に塚本さんの顔が、私のすぐ目の前まで迫る。