セプテンバー
「稜さん…。
手つながなくても.あたし
ゆっくり歩きますよ?」
この状況ヤバいよ?!
だから手を離して下さい!!!
なのに稜さんは
「嫌や♪
別にゆっくり歩くとか関係なく
俺は莉央ちゃんと手つなぎたいねん☆」
可愛い笑顔でそんなこと
言われたら離せないよ!!!!
「ほら到着♪」
あっという間に観覧車まで
たどり着いて.乗り込んだ。
さっきまでは早く乗りたいと
思ってたけど……。
今から稜さんと15分間
密室に二人きりって考えたら
乗るのが怖いよ…。