セプテンバー
稜さんと密室で二人きりって
緊張感と高所恐怖症で
あたしの心臓はあり得ない程
ドキドキいってる。
「莉央ちゃん?」
「はい?!」
あっヤバ。
声裏返っちゃったよ〜…。
「もしかして緊張してるん?」
図星だし…。
「違いますよっ!!
あたし高所恐怖症なんです〜」
まあ.そこまで恐くないけど
嘘ではないよねっ♪
それに稜さんと二人きりで
緊張してるって絶対に
バレたくないし!!!!
「えっ?!そうなん?
じゃあ俺.悪いことしたなあ。」
稜さんがちょっと下を向く。
「ホントですよー。
だからあたしドキドキしてるんですっ!!」
そう言って誤魔化した。