セプテンバー


「じゃあ…こうすれば恐くないやろ?」

そう言って稜さんは
あたしの隣に座って.また
手をつないできた。



確かに恐くはないけど
もっとドキドキして心臓が
心配です…。



「大丈夫ですよー。
ってゆうか二人ともこっち
座ると傾きそうで恐い。笑」

「傾いて.もし落ちた時は
俺が莉央ちゃん守ったるわ♪」


なんなの.この人。

さっきから人の心配壊すような
コトばっか言って。



「なあ莉央ちゃん。
真剣に聞いてもらいたいことが
あるんやけど…。」

「何ですか?」


稜さんの顔はすごく真剣で
今から何を言われるのか
分からないけど.緊張する。



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