セプテンバー


稜さんは何も言わない。


「稜さん…??
どうしたんですか?」

「何か俺まだ信じられへん。
ずっと想ってた莉央ちゃんが
俺の彼女になったなんて。」

「あたしもですよ♪
さっき会ったばっかりなのに
何でこんな好きなんだろう?」

「莉央ちゃん
俺のこと好き?」

「はい☆」

「なら今から敬語はやめてな?
あと稜さんって呼ぶのも。
稜って呼ぶこと!!」

「えっ?!
あっハイ。」

「いきなり敬語やん。笑」

「だって〜。」

「敬語使ったら罰ゲームやで?」

「罰ゲーム?!」

「そや♪
だから使ったらアカンで?」

「わかりま…
わかったよ!!!」

「今の危なかったな!!笑」

「ぜ-んぜん?
稜さ…稜もあたしのこと
莉央ちゃんって呼ばないで。」

「何て呼んで欲しいん?」

「なんでもいい!!」

「じゃあ.りぃって呼ぶわ☆
何か可愛いやろ?」

「うん!!
りぃって呼ぶの稜だけだあ。」

「それ特別っぽくて嬉しい♪」




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