セプテンバー



「じゃあ行くか!!」

手をつないで家へ向かう。


「ねぇ稜って
手つなぐの好きなの?」


りぃがいきなりこんな
質問をしてきた。


「ん-。
好きかもしれんなあ。
キスならすぐ終わるけど
手はずっとつなげるやん?」

「そっかあ。
稜の手.おっきいね。」

「りぃは小さいなあ。」

「それで調度いいんじゃない?」

「やな♪」



俺は小さいりぃの手を
包み込むようにギュっと握った。




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