セプテンバー
「莉央はどうして運命の人を
信じないの?」

「えっ?!」

そんなこと今まで
考えたことなかった。

「それは……。
男はみんな同じだと
思うからかな?」

正直言って自分でも
どうしてかよくわからない。

ただ.『運命の人』と
自分はどうも結びつかない。


「ねえ莉央。
莉央は今までの彼氏を
ちゃんと知ろうとした?」

「どうゆうこと?」

「最初から男はみんな同じ
って決め付けて.ちゃんと
その人自身を見てた?」

そう言われてみれば…
相手のこと深く知ろうと
思ったことなかった。
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