出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-
「はい♪可愛いでしょぉ?朝原瑠璃先輩です!」
「ほぉんと♪可愛いわぁ。瑠璃ちゃんね!私は棚山貴斗-タナヤマタカト-よ♪こんな口調だけど心はちゃんと男だから!」
と、手を出してきたので私は手を握って握手をした。
すると、優坂くんがその手を話した。
「貴斗さん♪僕のになる予定の人ですから、取らないでくださいねぇ?」
「えー、どうしましょう」
少し睨み合っている二人。
「えっと…………貴斗さん。」
私は、貴斗さんを呼ぶ。
「はぁい!なぁに?」
「お二人は、どんな関係で?」
「あぁ!知り合いよ!ただの知り合い!」
ニコッと笑った貴斗さん。
貴斗さんは、顔は結構整っていて笑うとかっこいい。
「そうなんですか。」
「……先輩、早く席に座りましょう。」