出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-
ムッとしている勇坂くん。
「う、うん……」
と、私達は席についた。
「ご注文は?」
「いつものやつと、オススメメニューを。」
「はいはぁい。」
と、貴斗さんは行ってしまった。
何か、勝手に決められた……。
「ゆ、勇坂くん……?」
「…………なんで、ですか?」
「え?」
勇坂くんは、下を向いている。
「なんで、貴斗さんは下の名前で読んで僕は上の名前なんですか…………。」
と、勇坂くんは上目遣いをしてくる。