出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-
私は、袋から焼きそばを出す。
そして、はいっと陽翔くんに渡した。
割りばしをパチンッと割り、蓋を開けた。
ふわっと香ったソースの匂い。
「いただきます。」
「いただきまーす!」
私は、食べ始めた。
お、美味しいっ!
モチモチの麺と、市販で売っているものより甘いソースが絡み合って食欲を沸かす。
野菜がたっぷり入っていて、麺、ソースともよく合う。
「せーん、輩っ!」
トントンと肩を軽く叩いてきた陽翔くん。