出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-
「あ、野々宮先輩達はジュース買いに行ったよ?」
「え!?」
私は、キョロキョロと辺りを見渡した。
すると、陽翔くんの顔が目に入った。
陽翔くんは、目に涙をためていた。
「先輩は、僕に食べさせるの…………嫌?」
コテンっと、頭を傾げた。
「うっ……」
「嫌……?」
「い、やじゃない……。」
私は言葉につまりながらも言った。
すると、陽翔くんはにっこり笑った。