出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-

「……先輩。」

「な、なぁに?」

私は、恥ずかしさに顔を伏せた。

「それって、僕の事思って気にしてた……?」

「え……、あ……。」

私は、顔が赤くなるのが解った。

「…先輩……。」

「……~~っ!」

「先輩、僕自惚れすぎ?」

ジィっと見つめてくる陽翔くん

「そ、そんなことない……っ!」

「わ、私……陽翔くんにっ……」

可愛いと思われたい。

そう言おうとしたけど陽翔くんに手で口を塞がれた。

「ん~っ!んっ!」

「先輩、それ以上言わないで?……僕、理性切れちゃいそう……。」

「っ、」

陽翔くんは、腕で口元を隠している。





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