出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-
私は、好きなわたあめを貰い頬が緩んだ。
ガサガサと、袋を取ると甘い匂いが微かに香った。
ふわふわだぁ……。
このふわふわに体ごと埋もれてみたい……。
なんて、思いながらパクリと少し食べた。
美味しいなぁ。
「先輩、そんなに美味しいの?」
「うん……。解る?」
「うん、凄い幸せそう。」
と、笑ってる陽翔くん。
私も、吊られて笑った。
すると……。
「じゃあ、僕も。」
っと、パクっとわたあめを食べた。