出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-
「えっ……。」
私は、わたあめをポロっと落としそうになる。
「どうしたの?先輩?」
「な、何でわざわざ私の食べてるところで食べるの!?」
私は、顔に熱があるのを感じながら叫んだ。
「えー?だって僕、わざとしたもーん。
そうしないと、間接キスできないでしょぉ?」
と、舌を出した陽翔くん。
か、可愛い……。
って、そんな事じゃなくて!
「か、間接キスなんてしないでっ!」
「え?何でぇ?」
そ、そんなの……!
「恥ずかしいからに決まってるから!」