出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-

嫌いに……なりましたか?


*瑠璃side*

「っ、」

私は、目を見開く。

「せ、先輩……。」

「ご、ごめんなさい!」

唇に、感触が残る。

顔が……いや、全身が熱い。

私は……陽翔くんの前を走ってその場を後にした。

……どうして、こんなことになっちゃったんだろ……。

**

「キャンプだー!」

そう、叫んだ私。

今日は、キャンプ。

いつものメンバー……それに、私の両親と渉の両親が参加している。

凄い多い……。

と、私は心の中で苦笑いした。




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