卒業より悲しかった 入学より嬉しかった




学校ではチャットが流行っていた。


私も朱莉君もやっていた

まーちゃんとななちゃんも……

私は土日によくなーちゃんと朱莉君の家に行った

朱莉君の幼馴染みも一緒にね

朱莉君はもちろん『いいよ!』といってくれた

朱莉君の家はあったかくて眠くなるような安心感があった

私はまーちゃんと朱莉君が付き合ったことがショックでしかたなかった

だから本当に好きなのかな……そしたら諦めよぅ

フラれるってわかってても告白しようかな……って思った。

その日私は朱莉君に好きな人いる?という質問をした

私はもちろんまーちゃんというのだと思っていた

でも朱莉君は























朱莉君『有栖が 好きだよ』











え?












朱莉君『ずっと前から有栖が好きだった』
















私『まーちゃんと付き合ってるんじゃないの?』








朱莉君『あれは…………あいつが勘違いしたんだよ』











は?








朱莉君『告白されたから……好きにすればっていったらじゃあ彼氏ねっていわれたんだよ』













私『はっ? あっ あー……うん?』










朱莉君『でっ……返事は?』






困惑の中私はもちろん







私『私も……好きだよ』




といった






朱莉君『でも これは内緒な』








私『もちろん』







朱莉君は多分まーちゃんを傷つけないように内緒なのかな






でもこれって二股?






あっちの勘違いだから違うのかな




その夜チャットで朱莉君とはなした





また明日って言ってくれたの





ただそれだけだったのにまた明日も仲良くしてくれるのかなーって

ただただドキドキしてねむれなかった

寝不足のまま私は学校に行った



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