卒業より悲しかった 入学より嬉しかった
ある夜…………チャットで朱莉君と話しました
私『迷惑かけてごめん』
朱莉君『いいよ!大丈夫だから俺に頼ってよ』
私『ありがとう』
ここまでは幸せだった
(ここからはしばらくチャットの会話です)
まーちゃん=まり ななちゃん=ななこ
朱莉君『俺まりのことふろうと思って』
私『えっ!?』
私は正直嬉しかったけどなんか苦しかった
朱莉君『有栖のこと……好きだから』
私『あっ\\\\うん』
朱莉君『じゃあ明日もチャットしよう』
休みの日
朱莉君『おはよう』
私『おはよう』
朱莉君『あのな……』
私『ん?』
朱莉君『お前のこと友達として好きだから』
私『……』
朱莉君『今日はチャット終わりな』
私『……うん』
朱莉君『じゃあ』
訳がわからなかった
朱莉君の好きは友達としてだったの?
苦しい
辛い
悲しい
なんで
別に特別だったなんて思ってなかったけど
好きだっていってくれたのに
やっぱり迷惑だったんだね
あれだけ相談にのってくれて
嫌になったんだよね
あぁ辛い思いさせてごめん
このことがあってから私は恋というものがなんだったのか
わからなくなった
そして私の小学校生活の終わりを迎えた