ひまわり
「陽菜ちゃん……」


「もう、見つかったときは末期だって、


 助からないぐらい、知らないうちに腫瘍が大きくなってて、


 死ぬってわかってるんだからって、


 全力で治療をすることは望まなかった。


 陽菜ちゃんも今を精一杯生きてる!


 だから、陽葵ちゃんも応援してやって?」


いつのまにか頬をつたって涙が落ちていく。


「陽菜ちゃん…陽菜ちゃん……」


そして、一人でその事に関して悩んでた和希…


気づいてあげられなくてごめんね…
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