ひまわり






ふと目が覚めたのが、


夜明け前だった。


「かず……」


そっと横を見ると、和希がいた。


頬には涙が伝ったあとがあって、


目の下にはくまがあった。


「あ、寝てた…


 あ、え、陽葵気づいた?」


軽くうなずいた。
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