私とメガネくんの秘密のレッスン
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結局私の体育祭出場種目は、
ムカデ競争と………
障害物競争になってしまった。
障害物競争
一番出たくなかったのに…
だってこの学校の障害物競争って
みんなが出たがらない理由がある。
そうそれは…
ゴールに届けないといけないくじ引きが原因。
それは無理難題ばかりで…
ゴール出来た人は少ないと言う話だ。
「………最悪。」
「まぁいいじゃん!
思い出に残るわよぉ?」
他人事だと思って……
まぁ他人事なんだけど。
「じゃあ彩乃!
私バイトがあるから
先に帰るわね!
彩乃も用事があるんでしょ?」
「はっ!
そうだった!」
「「また明日!」」
手を降りながら教室を出ていった琴乃。
気が付いたら教室には私一人だけ。
うわぁん!
掃除当番やっていたらこんな有り様に!
白石くん、
とっくに図書館に居るかなぁ?!
だったらかなり怒っているのかも!
「ヤバイ!ヤバイ!」
走るのは苦手だけどとりあえず走る。
遅いけど。
ど、
どんなに遅かろうが
走らないよりかはましだよね!